その他

昨年に引き続き、個展を東上野スペース&ギャラリーしあんにて開催いたしました。
古い着物の生地を額のマットに使い、手漉き紙と組み合わせた作品。阿波和紙を継色紙風に組み合わせて彩りを出しました。
額作品の他に、おなじみの扇子も展示しました。今年は漢字作品を多くしました。絵画的な作品「Shu」シリーズは、4点。紙、墨の新たな使い方の提案や、珍しい紙を紹介しています。
右の作品は着物の身頃を額に仕立てたものです。二重アクリルに典具帖紙を挟み、作品が着物の上に浮いているように見えます。左の軸は、40年以上前の、風紋ぼかしの紙に、大伴家持の歌を揮毫したものです。
左の額は着物の袖を使って額に仕立てました。中央は大変珍しい白大島の古布、右は結城紬を使った、二重アクリルの額です。
和体験ワークショップでは、トンボ玉(マーブル・イン・ザ・ポケット狩野さん、小上馬さん)木工、焼印(Tokiworks森さん)型染め(和更紗染工所中野さん)の皆さんと一緒に、和の体験ワークショップを出店させていただきました。私は縁起物の、絵馬と羽子板に絵付けをしていただくコーナーを担当しました。 沢山の御来場ありがとうございます。
目黒雅叙園では、三が日に、お正月らしい催しが沢山あります。
あたらしき年の初めの初春の 今日(けふ)降る雪のいや重(しけ)吉事(よこと) 大伴家持 万葉集 年の初めの、初春の、今日降る雪のように、良いことがたくさん積もりますように。 桐の羽子板に銀泥を塗り重ね、和歌を散らし書きしました。 
常盤(ときは)なる 松の緑も春来れば いま一入(ひとしほ)の色勝りけり  源 宗千  古今和歌集 常盤木の松の緑も、春が来れば、もう一たび染めたように、色鮮やかになったようだよ。 春の松の鮮やかさが、清新の気を感じさせてくれます。 桐の絵馬に金泥、銀泥を塗り重ね、散らし書きしました。
うれしさを昔は袖につつみけり 今宵(こよひ)は身にもあまりぬるかな  読み人知らず 新勅撰集 『御文章』に蓮如上人が「古歌」として引用、解説していらっしゃいます。 嬉しさとは、阿弥陀仏様に救われる以前は袖に包めるほどのものでした。阿弥陀仏様に救われた今宵、その喜びは身に余るほどのものになっています。
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