茶人のための書1

湯嫰水淸花不散

口甘神爽味偏長

湯は嫰(どん)に水は清く花は散ぜず

口甘く神爽やかに味は偏(とこしへ)に長し。

湯は軟らかに、水は清く、茶の泡は消えることはない。

飲めば口に甘く、心は爽やかになり、味はとこしえに続く。

宋の梅 聖兪の『嘗茶和公儀』の一節です。