白居易『白氏文集』「和令狐相公栽竹」(令狐相公 竹を栽うるに和す)

Misty bamboos are so mysterious that I hallucinate night came on. Branches are whispering sentimentally in the autumn breeze.

煙葉蒙籠侵夜色 風枝蕭颯欲秋聲
煙葉(えんよう)蒙籠(もうろう)として夜を侵す色 風枝(ふうし)蕭颯(しょうさつ)として秋になんなむとする声
ぼんやりと煙って見える竹林は、暗く夜の様です。風に吹かれて鳴る枝は、秋めいた寂しい音を立てています。
白楽天の詩友、令狐楚が詠んだ詩に白楽天が唱和したもの。