夏の終わりに1 凡河内躬恒 (waka)

夏と秋と行き交ふ空の通ひ路は 片へ涼しき風や吹くらむ

夏と秋がすれ違う、空の通い路では、片方では秋の涼しい風が吹いているのだろう。

古今集 夏 陰暦6月の末日に詠んだ歌、と記されています。現在の暦ですと8月8日の立秋頃でしょうか。まだ暑さのさかりです。凡河内躬恒作。

扇面に合う歌で、来年の扇子のために、今夏随分手習いしました。