水影若浮天 

水影若浮天  澄江(ちょうこう)は皓月(こうげつ)を涵(ひた)し、水影天に浮かぶがごとし。

澄んだ川は白い月をひたし、みなもの月影は天に浮いているようです。


梁の元帝の詩より。白抜きの技法で書き、ぼかし染めで月を描きました。グラデーションがある左上の月は天上の月、下の月は水面に浮かぶ月を表しています。

2020年より掛軸デザインも手掛けることにしました。今までは表具屋さんに一任していました。(自分の好みではデザインや色遣いが偏りがちになるからです。)が、布地やデザインに対応してくださる職人さんに出会えたおかげで、自由になりました。