余韻 2023

客散じ茶は甘く舌本に留まり、睡餘の書味、胸中に在り。

客は帰り、茶の甘さだけが舌に残っています。眠りは足り、書物の余韻が胸に残ります。

南宋の政治家、詩人、陸游(字は務観)の「晩興詩」より。